スポーツ傷害とは?
スポーツ傷害とは、スポーツ時の捻挫・靱帯損傷、半月板損傷、肉離れ、腱断裂、脱臼、骨折等、一度に強い外力が加わることにより生じる「スポーツ外傷」と、特定の部位に繰り返し外力が加わり軟部組織を損傷するもので、いわゆる日々の練習による局所のストレスによる障害(使いすぎ)の総称「スポーツ障害」に分けられます。
将来のトップアスリートを目指す青少年へ
スポーツ外傷とはスポーツ時の捻挫・靱帯損傷、半月板損傷、肉離れ、腱断裂、脱臼、骨折等、一度に強い外力が加わることにより生じるものを指します。
これらの外傷は、患者自身がすぐに異常に気付き、受診されるため、比較的に早期に診療開始されます。
ただし足首の捻挫は軽視されがちです。すぐ治るだろうと放置しておくと、慢性的な鈍痛や、変形性足関節症をきたす可能性があります。私はそのような陳旧性足関節靱帯損傷の再建術を行ってまいりました。是非、早期に専門の医師に受診され、ストレス撮影等の診断のもとに適切な治療を受けていただきたいと思います。
▲手術前(右)と手術後の傷
術後間もないため、まだ赤みがあるものの、時間とともに薄くなります。(また傷は皮膚のしわと平行しているため、サンダルをはく若い女性にも喜ばれています。)
▲術後4ヶ月
前距腓靭帯および踵腓靭帯をアンカーにて縫合:全く動揺性(ゆるみ)は生じていません。
▲手術前
足関節外側に古い骨片が見られ、以前剥離骨折を起こしていたと思われます。
▲手術後
骨膜をV字反転しアンカーを使用し、前距腓靭帯と踵腓靭帯を再建(オリジナル手術)
▲手術前のストレス撮影
正面及び側面からもかなり緩んだ状態です。前距腓靭帯および踵腓靭帯の損傷が疑われます。
▲手術後のストレス撮影
内反ストレス及び前方引出テストでも動揺性なく、しっかりしております。
上記手術は北野医師オリジナル手術です。
この手術をご希望の方は、北野医師の診察を受けて下さい。
スポーツ障害とは?
特定の部位に繰り返し外力が加わり軟部組織を損傷するもので、いわゆる日々の練習による局所のストレスによる障害(使いすぎ)の総称です。
つまりスポーツ中におきた骨折や脱臼、靭帯、筋肉損傷などのスポーツ外傷の患者様は比較的早期に受診されるため、早急に対処できます。
しかし、スポーツ障害といわれる徐々に起きる故障では、症状が出現してすぐに来院される人は少なく、練習への参加が不可能になった時点で来院されるケースが多いのが実情で、スポーツを断念しなければいけないケースもあります。
つまり、障害の予防と早期発見、早期治療が重要です。
症状の軽い時点で発見する事が、練習方法の改善のみで故障を防ぎ、また治療期間の短縮ができると考えます。
不幸な事態を少しでも減らせるよう、当院では、スポーツ障害の早期発見、診断、治療、予防に心がけています。 |
◆スポーツ障害の種類
体幹 | 腰痛症/腰椎椎間板ヘルニア/腰椎分離症 |
上肢 | 野球肩/テニス肘/野球肘 |
膝 | ジャンパー膝/オスグッド病/鵞足炎 |
下腿 | シンスプリント/アキレス腱炎/ストレス性疲労骨折 |
足関節 | ストレス性疲労骨折/距骨離断性骨軟骨炎/腓骨筋腱脱臼 |
足部 | 足底筋膜炎/有痛性外脛骨 |
もともと難治性の骨折(複雑骨折)に使用されていた超音波骨折治療器。
当院ではスポーツ選手の疲労骨折、何か月たっても骨癒合が得られない骨折に対してもこの超音波治療器を使用しております。
骨折受傷直後からの使用することで、骨折治癒速度を上げ、治療期間の短縮効果があることが証明されております。
いままで骨折した場合、ギプスでの患部を固定し、骨形成をひたすら待つという治療が一般的でした。
しかしこの超音波骨折治療を併用することで、固定期間の短縮、早期のリハビリ開始、早期スポーツ復帰、また日常生活への復帰が期待できます。
骨折してから間もない方、受傷後3か月以上たっても骨癒合が不十分でお困りの方、手術後の骨癒合期間を短縮させたい方、ご相談ください。